免疫機能調節試験 (マクロファージにおけるサイトカイン産生調節試験)

試験概要

体内に侵入した病原体などの異物はマクロファージなどの免疫細胞により認識され、さまざまなサイトカインを分泌することで免疫反応を導きます。分泌されたサイトカインは、細胞性免疫の活性化やB細胞・T細胞の活性化による抗体産生を促します。一方、炎症性サイトカインは感染部位の速やかな細胞死を誘導することで新陳代謝を促進するはたらきがありますが、過剰な反応は炎症反応を招きます。

本試験では免疫反応の中心的な役割を担うマクロファージにおける、サイトカイン産生に対する被験物質の効果を検証いたします。

免疫反応とマクロファージの役割

免疫反応とマクロファージの役割

基本試験

使用細胞ヒト単球系細胞株 (THP-1)
ヒトPBMCなど
測定項目サイトカイン産生量測定 (ELISA、マルチプレックス解析)
予備試験細胞毒性試験
本試験LPS刺激後におけるサイトカイン産生量の測定試験


※博士号保持者が中心となって試験を担当します。