血管新生促進・抑制評価試験

試験概要

血管新生 (angiogenesis) は、細胞や組織に栄養素を供給するための重要な現象の一つであり、血管周囲の細胞から分泌された血管新生促進因子 (VEGFやFGFなど) の働きにより起こります。創傷治癒の過程においては、損傷組織に栄養素を供給する必要があるため、血管新生を促進させることが重要です。一方、がん領域においては、血管新生ががん細胞の増殖・進展に重要であることが報告されているため、血管新生を抑制する抗がん剤の開発が進んでいます。

弊社では、ハイコンテントスクリーニング機器を用いた血管新生の評価方法を確立しており、被験物質の血管新生促進・抑制作用を検証することが可能です。また、複数の細胞を用いた共培養試験の実績も豊富にあり、お客様の試験目的に合わせた試験系を提案させていただきます。

癌細胞に血管新生の出来る過程

試験例

基本試験

使用細胞HUVEC (ヒト臍帯静脈内皮細胞) など
予備試験細胞毒性試験
本試験血管新生定量 など


※博士号保持者が中心となって試験を担当します。