蛍光顕微鏡を用いた細胞の蛍光観察

試験の目的

バイオイメージング技術が進歩しました。
細胞の蛍光観察によって、様々な生命現象が視覚的に解るようになりました。
被験物質を各種細胞に添加し、画像を解析する事により試験します。
目的因子の細胞内局在・定性定量測定から細胞分化、細胞賦活性、細胞毒性の評価など、様々な試験項目を用意しております。

弊社では、蛍光プレートリーダーも保持しております。
蛍光プレートリーダーと組み合わせる事によっても、更なる解析ができる事もあります。

その上、タイムラプス(経時変化)による撮影も承っております。

多サンプルの場合のスクリーニング試験やより高度な解析を必要とする場合には、ハイコンテントスクリーニングを提案します。

また、データの補足、補強、販売促進用資料として視覚的に説得力のあるデータをお望みの場合も、ご検討下さい。

細胞の蛍光顕微鏡写真
キーエンス・オールインワン蛍光顕微鏡BZ-X700
キーエンス・オールインワン蛍光顕微鏡(BZ-X700)

バイオイメージング試験一覧

蛍光顕微鏡機種

キーエンス・オールインワン蛍光顕微鏡(BZ-X700)

試験項目染色対象・染色法研究目的
各種免疫染色各種対象タンパク質発現レベル、細胞分化観察、細胞内局在などの検証
DNA染色DAPI死細胞の核染色により細胞損傷などの検証
ヘキスト
(Hoechst)
生細胞の核染色により細胞損傷などの検証
RNA染色新規合成RNA
RNA特異的色素
など
転写活性に及ぼす被験物質の効果を検証
オルガネラ・細胞構造染色ミトコンドリア細胞内局在性の検証、ミトコンドリア活性・量の増減などの検証
小胞体細胞内局在性の検証など
ゴルジ体細胞内局在性の検証、形態形成変化の観察
リソソーム細胞内局在性の検証など
細胞膜細胞内局在性の検証、神経突起伸展活性の検証
アディポソーム中性脂肪染色による脂肪貯蔵研究、被験物質の毒性・副作用の検証
細胞間ジャンクション細胞機能賦活、劣化など細胞間結合活性の検証
細胞骨格アクチン
チューブリン
など
細胞内局在性の検証、被験物質の細胞毒性の検証
生細胞・細胞死カルセインAM被験物質の細胞毒性、細胞賦活性を検証
Cell Tracker
BrdU染色DNA合成期の細胞を染色することで細胞分裂性を検証
カスパーゼ試薬アポトーシスやネクローシスの有無を検証
TUNELアッセイ
など
酸化ストレスミトコンドリア活性ミトコンドリアからの活性酸素発生有無による酸化ストレスの検証
一酸化窒素一酸化窒素量の有無による酸化ストレス、シグナリングの検証
活性酸素活性酸素発生有無による抗酸化能の検証
チオール反応試薬細胞内参加還元状態の観察、酸化ストレス状況の検証
自食作用抗LC3B染色
リソソーム染色
など
オートファゴソーム形成促進効果の検証
各種イオン濃度Ca2+、H+などの各種イオン指示薬細胞内の各種イオン濃度の測定
細胞内局在 GFP, YFP, RFPなど 各種の蛍光融合タンパク質の細胞内局在、細胞内の移動/輸送


※博士号保持者が中心となって試験を担当します。