gentleMACSを用いた組織分散・破砕

試験概要

弊社では組織分散・破砕装置として、Miltenyi Biotec社のgentleMACS Octo Dissociator with Heatersを導入しています。これにより、複数サンプルの同時処理が難しい組織の分散や破砕を、最大8サンプルまで同時に処理することが可能です。さらに、本モデルは自動で酵素処理も行われ、各組織に対して最適化されたプログラムと専用チューブを使用することで、全工程を自動かつ無菌的に実施できます。手技や処理時間等によるブレも少なく、再現性良く、品質の高い細胞懸濁液やホモジネートを得ることができます。

お預かりした組織サンプルから細胞懸濁液やホモジネートを調製し、組織からの細胞培養、フローサイトメトリー解析 (組織リンパ球のサブセット解析・腫瘍浸潤リンパ球解析 (TIL) 解析など) や、遺伝子発現解析シンプルウエスタン解析、ELISAなど、各種試験に利用することができます。

使用機器

gentleMACS Octo Dissociator with Heaters
(Miltenyi Biotec)

機器の特徴

gentleMACS Octo Dissociator with Heatersは、特に組織の分散において、優れた細胞生存率と高い再現性を誇る点を特徴としています。また、オリジナルのプログラム作成も可能です。

分散プログラム例

  • 神経組織
  • 生体マウス・ラット脳
  • Neurosphere
  • 皮膚
  • 腫瘍組織
  • 膵臓
  • Lamina Propria
  • 肝臓
  • 脂肪組織
  • 臍帯
  • 骨格筋 
  • 心臓

上記以外の組織の分散についても、ご希望がございましたら、ご遠慮なくご相談下さい。


※博士号保持者が中心となって試験を担当します。