肌や角膜の乾燥ストレス保護試験

試験概要

肌や眼球は常に乾燥ストレスにさらされている組織ですが、肌では表皮角化細胞、眼球では角膜細胞が一番外側に存在し、強固な細胞間結合 (タイトジャンクション) を形成することで内部の乾燥から組織を保護しています。このことから、乾燥保護機能を評価する点において、タイトジャンクションの状態が重要な指標となります。

本試験では、タイトジャンクションを形成する重要なタンパク質の一つであるオクルディンを染色することで、乾燥ストレス暴露後の細胞におけるタイトジャンクションの状態を評価します。これにより、被験物質が肌の乾燥やドライアイの改善に有効か検証します。

ヒト不死化角膜上皮細胞におけるオクルディン抗体染色像

角膜上皮細胞におけるオクルディン抗体染色像-乾燥ストレスによる影響-

基本試験

使用細胞ヒト不死化角膜上皮細胞、ヒト表皮角化細胞 など
予備試験細胞毒性試験
本試験生細胞数測定 (WST-8法)
オクルディン抗体染色



※博士号保持者が中心となって試験を担当します。