石原先生、芳賀先生の研究グループは、癌の「硬さ」に着目し、硬い足場上における膵臓や肺の癌細胞が、ATF5を活性化し、細胞増殖を亢進していることを見出されました。
この研究成果により、ATF5が難治性である膵臓や肺の癌治療における新たなターゲットとして有効である可能性が示唆されました。
弊社では、薬剤スクリーニングを実施させていただき、ハイコンテントスクリーニング機器(Operetta CLS) を用いて、500化合物の中からATF5の核局在を制御する化合物候補を同定するのをサポートさせていただきました。
北海道大学 PRESS RELEASE (2025/3/13)
【雑誌名】
iScience
【論文タイトル】
Stiff extracellular matrix activates the transcription factor ATF5 to promote the proliferation of cancer cells
【著者名】
Seiichiro Ishihara, Atsushi Enomoto, Akihiro Sakai, Tadashi Iida, Shoichiro Tange, Noriyuki Kioka, Akihiro Nukuda, Ayaka Ichikawa Nagasato, Motoaki Yasuda, Takashi Tokino, Hisashi Haga
