試験概要
細菌が肺胞まで侵入することによって、肺細胞から産生される炎症性サイトカインにより引き起こされる肺炎を細菌性肺炎と言います。症状を緩和するための方法の一つとして、炎症性サイトカインの産生抑制が考えられます。
本試験では、肺の細胞を用いて、被験物質の抗炎症作用を検証します。

試験例
LPS (細菌細胞壁構成成分) 処理により炎症性サイトカインを誘導し、その条件下で被験物質の抗炎症性作用 (サイトカイン産生量の抑制) を評価しました。被験物質BおよびCでサイトカイン産生抑制作用が認められました。

基本試験
| 使用細胞 | ヒト肺腺癌由来細胞 (A549) など |
|---|---|
| 予備試験 | 細胞毒性試験 |
| 本試験 | 生細胞数測定、炎症性サイトカイン測定 (LPS添加下) |
※博士号保持者が中心となって試験を担当します。

