試験概要
メラノサイト細胞から産生されるメラニンは、メラニン色素とも呼ばれ、皮膚の黒ずみ (色素沈着) の原因であることが知られています。メラニンの産生量を減らすことによって、美白効果が期待できるため、化粧品開発において注目されています。
本試験では、皮膚の美白効果を期待するメラニン抑制剤の検証、新規機能性物質の探索を目的として、マウス由来B16メラノーマ細胞 (B16 melanoma) やヒトメラノサイトを用いて、被験物質のメラニン産生抑制作用を検証します。

B16細胞におけるメラニン産生像 (陰性対照)

PTU添加条件下における細胞像 (陽性対照)
試験例

基本試験
| 使用細胞 | マウス由来B16メラノーマ細胞、ヒトメラノサイト |
|---|---|
| 培養条件 | テオフィリン添加 |
| 測定項目 | 細胞内メラニン量 |
| 予備試験 | 細胞毒性試験 |
| 本試験 | 細胞内メラニン量の測定 |
※博士号保持者が中心となって試験を担当します。

