Olinkを用いたプロテオーム解析

試験概要

OlinkのPEAを用いることでタンパク質を網羅的に定量する事が可能となります。

お客様から頂いたサンプルをOlinkによってタンパク質を網羅的に定量します。

・お客様の「生体サンプル」をお預かりし、Olink の技術(PEA)を使って 網羅的なタンパク質定量解析(プロテオーム解析) を代行する受託サービスです。

・測定可能なサンプル形式は多様です。たとえば、血清、血漿(EDTA/クエン酸/ヘパリン)、組織溶解物、細胞培養上清、尿、脳脊髄液、滑液、微量生体試料(細針生検、乾燥血液スポットなど)、細胞破砕液、細胞外小胞 などです。

PEAによる定量の特徴

「PEA(Proximity Extension Assay)」とは、対象タンパク質に対して オリゴヌクレオチド標識抗体ペアを使う手法です。

二本の抗体が同じターゲットに近接して結合することで、オリゴ同士がハイブリダイズします。

そこから DNA を伸長して、リアルタイムPCR や NGS(次世代シークエンシング)で読み取ります。

これにより、非常に少量のサンプル(1–6 µL 程度)で、多数のタンパク質を同時に高感度で測定できます。

特異性が高く定量できるのが大きな強みです。

プラン

下記の3つのプランがあります。

プラン名主な特徴
Olink Explore HT5,400 以上のタンパク質を対象。広いダイナミックレンジと高い特異性(99.5%)を誇る。検体量は 2 µL。
Olink Target 96 / Target 4843~92のタンパク質パネル。検体量は 1 µL。絶対定量/相対定量どちらも対応。厳格なバリデーション済み。
Olink Flex & Focus15–21のターゲットの小規模パネル。検体量 1 µL。絶対定量/相対定量どちらも対応。厳格なバリデーション済み。

細胞試験への応用

各種培養細胞にお客様のサンプルを添加して、培養上清や細胞そのものから回収します。

この培養上清や細胞そのものからの抽出液をOlinkのプロテオーム解析でタンパク定量する事も可能です。

お気軽にお問合せ下さい。


※博士号保持者が中心となって試験を担当します。